Category archives: エメラルド

ルビーとエメラルドの性質

ルビーは、コランダム鉱物の中で赤色のものが分類されます。

ルビーには透明から不透明なものまでありますが、その中でも透明度が高く、不純物の少ないものが高い価格で取引される対象となります。

コランダムは、含まれる金属イオンの違いによってその色合いが異なります。

鉱物中の金属イオンの中に、クロムが1%ほど混入することで、濃い赤色のルビーが生まれます。

ちなみに、青色のサファイアについては、鉄・チタンが混入していることがわかっています。

クロムが0.1%ほどしか混入していない薄い赤色のものは、ピンクサファイアとして分類されます。

このクロムの含有割合が1%以内というバランスは大変稀な状況下でしか自然界でも発生せず、そのため、天然のルビーは非常に貴重な存在として取り扱われます。

また、クロムが増えるにつれて色合いは濃くなりますが、一定濃度を超えると黒っぽくなり、価値が下がってしまいます。

5%を超えるものについては、エメリーと呼ばれ、灰色の工業用研磨剤として扱われるため価値は激減してしまいます。

ちなみに、ルビーは赤色成分を一切含んでいない、緑色光源下でも赤く光ることが分かっており、これは、ルビーの中に含まれる0.1%のCr3+が紫と、黄緑色光を吸収して、そのエネルギーを赤色発光として再び放つことが要因となっています。

ルビーの歴史

ルビーの歴史は、青銅器時代にまでさかのぼります。

古代ギリシアでは、石炭を意味するアンスラックス、またローマではカルブンクルスという名前で呼ばれていました。

アジアにおいては、インドで古代よりルビーが親しまれていたことが、ヒンズー教聖典のリグ・ヴェーダに書かれています。

ルビーという名前で呼ばれるようになったのは、中世に入ってからのことでした。

マルボドゥスの宝石誌においては、ダイヤモンドやエメラルド・サファイアと比較すると記録は少ないものの、アラビアやペルシアにおいては、ルビーには病気を治す力があるとして重んじられていたことが記録されています。

インドでもルビーが秘薬として用いられており、当時からパワーストーンとして信じられていたことがうかがい知れます。

近代にはいると、ヨーロッパ史上最大のルビーが登場します。

1777年サンクトペテルブルクを訪問した、スウェーデン王のグスタフ・アドルフが、ロシアのエカチェリーナ女帝に贈ったものが、それとされています。

小さな鶏卵ほどの大きさがあり、その透明度は見事なものでした。

このルビーは、ロシア革命が起こる前まで、皇帝の冠に飾られていましたが、それ以降は行方不明となっています。

1783年には、サファイアと同じ成分を持つことが明らかとなりました。

ジュエリーファンではルビー買取専用サイトエメラルド買取専門サイトを設けていますのでおすすめです!